おいしい空気で、
私の中を入れかえよう。
「トレイル」とは、未舗装路や山中の小道といった意味で、トレイルランとは、そうした場所を走るアクティビティです。足を踏み出すほどに変わっていく景色は脳を活性化。足元も凸凹していたり、石や泥があったり変化に富み、身体のバランスを保つため、平坦な道を走っている時には使われない様々な筋肉を覚醒させます。なによりも、自然のおいしい空気をたっぷり吸いこみながら、子供に還ったように、ちょっとした冒険心を満たす楽しさは、身体にはもちろん、メンタルヘルスにも効果大。季節の移ろいも含め、ただジムのランニングマシンの上を走るだけでは絶対に得られない楽しさと効果があるトレイルラン。東伊豆には、とっておきの場所があります。
きょうは少し冷えた日でしたけど、
きれいな景色の中で無心になって
寒さを忘れてしまいました。
東伊豆クロスカントリーコースは、東伊豆町民の健康維持のためにつくられた、高台にある常設のハイキングコース。地元の方のウォーキングや犬の散歩コースとしても親しまれ、音楽イベントやフリーマーケットの会場になるなど様々に活用されています。スタートとゴール地点は標高278mで展望台もあり、そこからは稲取の町や、天城火山の溶岩流が海まで達してできた、特徴的な地形の稲取岬が見渡せ、お天気がよければ伊豆七島や、季節によってはキンメ漁帰りの漁船たちも見ることができます。標高の一番低い地点は231m。標高差は47mで、その間は、足への負担も少ない芝生の上を走れる場所や、森林浴や幻想的な雰囲気が楽しめる木陰など飽きのこないコース。春にはスタート・ゴール地点にある約400mの桜並木が見どころを増やし、東伊豆の桜の名所にもなっています。また、コースの奥にある、相模湾を眺めながら爽快に滑れる全長約50mの長い滑り台や、東伊豆町出身で日本のツリーハウス第一人者である小林崇氏が設計したツリーハウスで童心にかえることもできます。
東伊豆クロスカントリーコース